株式会社デジタルアーツは、「第9回未成年者と保護者のスマートフォンやネット利活用における意識調査」の結果を発表した。

 携帯電話・スマートフォンを持つ小学4年生~高校生618人を対象に、1月8~14日にインターネット調査を実施した結果、30.7%がネット上で小遣い稼ぎをした経験があると回答。高校生に限れば、男子で79.6%、女子で68.9%に上る。

 小遣い稼ぎの内容としては、「ポイント交換」が76.8%、「自分の使用していた品物などの物品を販売」が12.6%、「動画や写真 を投稿して再生回数・閲覧回数に応じて稼ぐ」が8.9%、「原稿作成・経験や知識の販売」が2.6%、「ブログでアフィリエイト収入」が2.1%、 「LINEスタンプ作成」が1.6%など。

 1カ月あたりの小遣い稼ぎの金額は、1万円未満が86.8%、1万~2万円未満が6.3%、2万~3万円未満が2.1%、3万~4万円未満が1.6%、5万円以上が3.2%、。平均は1万855円。

 小遣い稼ぎをはじめた理由として、「お小遣いはあるが、追加で自由に遊ぶお金が欲しいから」が47.4%で最多。以下、「自分の好き な時間、好きなペースで稼げるから」が33.2%、「お小遣いを自分で稼がないといけないから」が30.5%、「空いた時間がもったいないから」が 22.1%、「家計の足しになるから」が11.1%、「近くで自分にあった条件で働ける場所がないから」が9.5%、「友達に薦められて興味を持ったか ら」が2.6%。

覚醒剤を所持していたとして、警視庁が覚せい剤取締法違反の疑いで、元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)を逮捕したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 清原和博容疑者は大阪府出身。

PL学園時代は桑田真澄投手とともに1年生から中心選手として活躍。

春夏あわせて5度、甲子園に出場し、2度の優勝を果たした。

13本塁打の甲子園通算最多本塁打記録を持つ。

 プロ野球では西武、巨人、オリックスに所属。

ドラフト1位で入団した西武で新人王を獲得するなど、ホームラン打者として一時代を築き、通産525本塁打を放った。

清原和博容疑者をめぐっては、週刊誌でたびたび薬物使用の噂が報じられていた。

今 やタブレット端末/スマホはもちろんのこと、自動車や洗濯機、メガネに時計と身の回りのあらゆるモノがネットに繋がるIoT(Internet of Things)時代となりました。こうした環境の変化を感じながらも、ネットを利用する際のセキュリティ意識は特に変わらないという方は多いのではないで しょうか? 便利で楽しい仕組みが開発されると、新たな仕組みを悪用するサイバー攻撃が出てくるのは、残念ながらネットの歴史における事実です。とはい え、必要以上に心配する必要はありません。この連載では、皆さんがネットを使う上で知っておきたい今どきのネットの危険と、それらを避けるためのキホンを 紹介します。


 昨年末、Twitterでの拡散をはじめとし、ネット上で突如「vvvウイルス」が話題のキーワードとなりました。このウイルスは、 感染するとパソコン内のファイルを勝手に暗号化し、元に戻すことと引き換えに金銭を要求します。暗号化したファイルの拡張子を「.vvv」に変更するた め、vvvウイルスと呼ばれ始めたようです。実はこのvvvウイルス、以前より知られている「ランサムウェア」というウイルスの一種です。今回は、vvv ウイルスとして世間を騒がせたランサムウェアについて、知っておきたいその特徴と対策のキホンを紹介します。

図1:「vvvウイルス」によって暗号化された画像ファイルの例(拡張子が「.vvv」となっている)

ランサムウェアとは

 ランサムウェアとは、「ランサム=英語で身代金という意味」と「ウェア=ソフトウェアの略称」が組み合わさってできた言葉です。「身 代金要求ウイルス」と呼ばれることもあります。その名の通り、パソコンの機能を使えなくしたり、ファイルを暗号化して開けなくしたりすることでパソコン内 の情報を人質に取り、元に戻すために身代金を要求するウイルスです。古くからあるネット上の脅迫手口の1つであり、中には警察などの法執行機関を装った悪 質なものも確認されています。

 例えば、2012年に確認された警察機関を装うランサムウェアの場合、感染するとパソコンへのアクセスを制限し、デスクトップ画面 いっぱいに感染ユーザーの地域の警察機関を装う警告画面を出します。この時、警告画面にパソコンに付属するウェブカメラの機能を悪用し、画面の前に座る感 染ユーザーの顔を表示する場合もあります。同時に「違法行為を確認したのでパソコンを使用不能にした。元に戻したければ"罰金"を支払うように」という偽 の音声警告が流れるのです。

 パソコンを使用不能にされた上に、法執行機関からの警告を装って罰金を払うよう音声が流れ、自身の顔写真が表示された警告画面が表示されれば、不安に駆られ、判断能力を失って思わず金銭の支払いに応じてしまうことは想像に難くありません。

図2:米国司法省を装うランサムウェアの警告画面

 ランサムウェアはパソコン内の情報を人質にするために、パソコン上の一部機能を使えなくしたり、ファイルを開けなくしたりしますが、 中でもファイルを暗号化して使えなくするタイプのものがより悪質といえます。なぜなら、話題になったvvvウイルスもそうですが、ファイルが一度暗号化さ れてしまった場合、ランサムウェアそのものを駆除しても、ファイルは元に戻らないためです。

 だからといって、現実の詐欺事件と同じく、攻撃者の脅迫に屈して金銭を支払い、ファイルを元に戻すことはお勧めしません。犯罪資金の 獲得に貢献してしまう点のみならず、犯罪者に自身の情報を渡すことは、次なる被害(支払い情報の悪用や、復号したファイルを新たな人質にした恐喝など)を 引き起こす可能性もあるためです。

 こうした暗号化型ランサムウェアは、一昨年ごろから国内にも本格流入を始めており、より一層の注意が必要です。日本語で身代金要求メッセージを表示するランサムウェアもすでに複数確認されています。

図3:日本語による身代金要求メッセージの例

ランサムウェア、有効な対策は?

 ランサムウェアは、その他多くのウイルスと同様に、ウェブサイトやEメールを経由してパソコンに侵入を試みます。最近のサイバー攻撃 の動向として、企業などが運営している著名なウェブサイトが攻撃者によって不正に書き換えられ、利用者がいつも見ているウェブサイトにアクセスしたにもか かわらず、気付かない間に裏でウイルスを拡散する不正サイトに転送されてしまう攻撃が目立っています。

 本連載の第4回「迷惑どころか、深刻な有害メールの最新事情」で もお伝えしたように、ユーザー気付かないうちにウイルスに感染してしまう攻撃では、多くの場合、脆弱性が悪用されています。脆弱性は、OSやソフトの更新 プログラムを適用することで解消できます。特にウェブサイト閲覧時に利用するソフト(Internet Explorerや、Adobe Flash Player、Oracle Javaなど)は悪用されやすいため、常に最新の状態で使うよう心がけましょう。

 また、最近のセキュリティソフトには、ランサムウェアがパソコン上に感染する瞬間のふるまいを検知し、ファイルを暗号化しようとする動きをブロックする機能を持つものもあります。

 利用者が注意していても気付けない裏側での不正サイト接続などを防いでくれる点や、こうしたランサムウェアに対する機能強化の状況も含め、日々増え続ける不正サイトやウイルスに対抗するために、セキュリティソフトを常に最新の状態で利用することをお勧めします。

 さらに、万一に備えて、重要なファイルは、あらかじめ複数の場所にバックアップしておくことも忘れないようにしましょう。

ランサムウェア対策:3つのポイント

1)脆弱性を悪用されないために、OSやアプリは最新の状態に更新
2)セキュリティソフトを導入し、見た目では気付けない攻撃を検知・ブロック
3)重要なファイルは普段からバックアップの習慣を


 いつもより少しだけセキュリティの話題に敏感になることで、ネット上で危険や不快な思いをすることを避けられます。また、あなたの友人や家族を守ることにも繋がります。セキュリティの"キホン"を確認することで、安心してより楽しいネットライフを送りましょう。

米サンフランシスコ最大のタクシー会社イエローキャブ協同組合は22日、連邦破産法第11条の適用を申請した。ウーバー・テクノロジーズやリフトなどの配車アプリ会社が急速に台頭する中、従来のタクシー会社が相次いで破産を申し立てている。  イエローキャブのパメラ・マーティネズ社長は裁判書へ の提出書類で、同社が多数の難題に直面していると表明。具体的には、多くの事故関連の請求・責任や利用客数の急減のほか、ウーバーやリフトなどの新興のア プリベースの相乗りサービス会社との競争や、それらの企業にドライバーを引き抜かれていることを挙げた。  裁判所の書類によると、昨年6月、イエローキャブの事故で身体が部分まひした女性に810万ドル(9億6200万ドル)の損害賠償が認められた。また、 同社によると、約150件、総額で最大10億ドルに上る賠償請求にも直面しているという。  マーティネズ氏は先月、イエローキャブの加入者への書簡で「われわれは深刻な苦境にある。一部はわれわれがコントロールできないビジネス上 の問題が原因で、一部は自らに原因があるものだ」と説明した。  米国では他の地域でも従来のタクシー会社が苦境に陥っており、新興の配車サービスが徐々に市場を侵食。一部タクシー会社は破産に追い込まれつつある。  シカゴのタクシー会社も昨年、金銭的な行き詰まりを理由に破産を申請した。裁判所の書類によると、その一因は「オンデマンドアプリを用いた民間輸送ネッ トワーク」からのプレッシャーにある。また最近、05年の幹線道路事故で脳障害を起こした乗客に対して2190万ドルの損害賠償命じる判決が言い渡されたことも影響した。  ウーバーがタクシー市 場に与える影響を調査するテンプル大学ビーズリー法科大学院のブリシェン・ロジャース准教授は、従来のタクシー会社が新たな競争相手に脅かされているのは 明らかだと指摘する。その結果、破産する企業がさらに増えるとロジャース氏はみている。  ウーバーやリフトなどの新興企業が従来のタクシー会社を脅かしていることは、ニューヨーク市内でタクシーを運営するために必要な営業許可証の価格からも 明白だ。業界推定によると、その価格は13年は130万ドルを超えていたが、昨年は70万〜80万ドルにまで落ち込んでいる。  ロジャース氏は「営業許可証の価値は需要に基づいている。需要が減れば、価値も低下する」と述べた。  タクシー会社は自らの苦境が新興企業のせいであることは、なかなか認めたがらない。ニューヨークのタクシー王として知られるエフゲニー・フリードマン氏 は昨年、自らが運営するタクシー会社の一部について破産法の適用を申請した。同氏の会社が管理する860個以上のタクシー免許のうち、46個が債権者に差 し押さえられるのを防ぐためだ。同氏は裁判所への提出書類で、ハイテクを駆使した企業が同氏の事業に打撃を与えたとの見方を否定した。  しかし、裁判所の書類からは、シティバンクをはじめとする金融機関が「非従来型の配車会社」が従来型のタクシー会社に与える影響を懸念していることがう かがえる。  タクシー会社への融資はこれまで安全とされていたが、大手金融機関は新たな競合のビジネスへの影響を憂慮し始めており、貸し渋りが起きている。  現在の企業価値が5000億ドル以上とされるウーバーは、アプリによる支払いや販促を目的とした無料配車をテコに乗客を引きつけてきた。同社によると、 ウーバーのドライバーの平均賃金は、労働統計局の推計によるタクシーやお抱え運転手の平均時給(チップを含む)をはるかに上回っているという。  ウーバーの広報担当者は21日、「ウーバーなどのアプリは輸送市場全体を成長させている」とし、「これはゼロ・サム・ゲームではない。選択肢が増えるこ とは乗客とドライバー双方にとっていいことだ」と述べた。  この件についてリフトはコメントを控えた。

スマホで健康

健康向上のための助言を社員が持つスマートフォン(スマホ)などに自動的に届けるシステムを政府と企業などが協力して開発する。

 歩数計などから送信される日々の運動や食事量などのデータと健康診断の結果を合わせてコンピューターが分析し、病気予防のための「指導」を行う。来年度から実証試験を行う予定。

 健保組合や医療機器メーカーなどの関係者からなる政府内の検討会がシステム構築について話し合っており、3月末までに概要をまとめる。

 現在、データを送信する歩数計、体重計、血圧計などは販売されており、メーカーなどがスマホやパソコンで毎日の記録を一覧できるサービスを提供している。

 システムでは、歩数など日々の送信データと、健保組合などが持つ健診データを合わせ、利用者の健康に応じたきめ細かい助言ができるようにする。健診結果から糖尿病の心配があるとわかる利用者で、運動量が少ない人には「本日は多めに歩きましょう」などのメッセージを送る。

若い頃からパソコンやスマホなどの機器を長時間使用し、目を酷使しているため、早くから老眼になってしまうのではないかと心配している男性からの相談です。今からできる予防法はあるのでしょうか。

20代男性からの相談:「スマホ、パソコンと老眼との関係」


『スマホとパソコンなどを使うことが最近多くあります。授業でパソコンを丸1日使い、さらに家に帰ってきてからスマホやタブレットを何時間もいじったりし てしまいます。私は結構な近眼で、お風呂もメガネをかけないと入れないような状態なのですが、やはり若いうちからスマホやタブレット、パソコンばかりやっ ていたら、将来老眼になるのも早くなってしまうのでしょうか。まだそういう年齢ではないのですが、今から心配です。予防法などもあれば教えてください。 (20代・男性)』


目を休めたり血行促進することで進行を遅らせる工夫を

最近は若くても老眼になる人が増えているようです。スマホやパソコンの使用中には意識して目を休めること、マッサージなどでの血行促進や、目薬の利用、定期的な眼科の受診などが進行を遅らせる助けになります。

『老眼は加齢による毛様体の筋肉低下が原因で、ピント調節ができなくなり、遠くのものや近くの物を見るときに、ぼやけて見えることが特徴ですが、最近はパ ソコンや携帯の使用によって、ドライアイや眼精疲労のため、若い世代でも老眼の症状がある方が増えています。(看護師)』


『残念ながら老眼を治療する方法や、画期的な防止法がありません。少しでも老眼の進行を遅らせるためには、ドライアイや眼精疲労を予防してください。スマ ホやパソコンを使用しても、1時間に1回、5分くらいは目を休めるようにしてください。温かいタオルを目にあてたり、目の周りを軽くマッサージして、血行 をよくしてください。遠くを見たり、近くを見ることを数回繰り返して、ピント機能の訓練を行ってください。(看護師)』


『目が疲れたり、乾燥しているようでしたら、ビタミン剤の入った目薬や人工涙液を使用した方がよいでしょう。定期的に眼科を受診して、視力検査も行ってください。(看護師)』


電子機器の使用頻度を減らす努力で根本対策を

オンタイムに使用する分には仕方ありませんが、オフタイムの電子機器の使用時間や頻度は工夫次第で減らせるはずです。

『予防するとしたら、極端な話、使用しなければよいのです。授業で使うことは仕方ないにしても、家に帰ってから何時間も使用しているのであれば、その使用 頻度を減らす努力をしましょう。いきなり減らすのは無理かもしれませんが、少しずつ減らす、家ではそれらの機器を使わない日を設けるなど工夫をされること をおすすめします。(看護師) 』

パソコンやスマホの使いすぎで、若くても老眼の症状が出る人が増えているようです。眼精疲労を予防し、目の血行促進に気を配るなど、老眼の進行を遅らせる 助けになる習慣をとり入れるとともに、根本原因である電子機器の使用時間や頻度を少しでも減らすよう工夫してみましょう。

Windowsタブレット

iPadに代表されるタブレット端末は、最近はマイクロソフトの「Surface」シリーズに代表されるように、パソコン向けのOSを搭載したタブレットが急増している。

 スマートフォン向けOSとパソコン向けOSが入り乱れての激しい競争を繰り広げるタブレット市場だが、最近のトレンドはどのようになっているのだろうか。1月上旬に米国・ラスベガスで開催されたIT・家電の総合展示会「CES 2016」から確認してみよう。

Windowsタブレットは「2in1」が主流に

 これまでタブレットといえば、iOSやAndroidなどスマートフォン向けのOSを搭載しながら、7〜10インチの大型ディスプレーを搭載し、メール やWeb、さらには映像やゲームなど楽しめるデバイスとして知られてきた。しかしながら最近、その様相が大きく変わりつつある。

 その変化をもたらしたのが、マイクロソフトの「Surface」シリーズである。形状はタブレットでありながら、パソコン向けのWindows OSを搭載。タッチ操作によるタブレットとしての活用に加え、キーボードカバーを装着しパソコンとしてビジネスシーンでも利用できることから人気となり、 「2in1タブレット」のジャンルを確立して他のパソコンメーカーにも大きな影響を与えたのだ。

 Surfaceの人気を受けて2in1タブレットが急増したのに加え、スマートフォン向けチップセットの性能が高まったことから、パソコンとタブレット の性能差も小さくなってきた。最近ではWindows 10を搭載した、1万〜2万円台の低価格タブレットも登場しているし、一方でアップルの「iPad Pro」のように、パソコンに匹敵する大画面を採用するタブレットも登場。両者の違いが曖昧になりつつあるのだ。

 そうしたことから競争環境が複雑になり、激化してきているタブレット端末。だが最近のトレンドはやはり、Surfaceが主導してきた2in1スタイルといえる。

 実際、CES 2016に合わせてパソコンメーカーが発表したWindows 10搭載タブレットを見ると、レノボの「ThinkPad X1 Tablet」や、デルの「Latitude 12 7000」など、キーボードを接続してノートパソコンのように利用できる2in1スタイルのものが目立っている。

デルの「Latitude 12 7000」は、日本で発表された「XPS 12」をベースにしたと見られる2in1スタイルのWindowsタブレットだ
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 なかでもThinkPad X1 Tabletは、本体下部に装着するモジュールを変えることで、カメラ機能やプロジェクター機能を追加できるなど、ユニークな機能が用意されている。キー ボード以外の部分を分割して機能拡張できる点は、2in1の解釈を拡張し、新しいスタイルを提示したという意味でも面白い取り組みだといえる。

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レノボの「ThinkPad X1 Tablet」。2in1スタイルのタブレットだが、別途モジュールを付け替えることで、プロジェクターや3Dカメラなどの機能を利用できる
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「Galaxy」ブランドのWindowsタブレットが出る

 タブレットとパソコンの境目が曖昧になってきていることを象徴しているのが、サムスンの動きだ。サムスンはこれまで、Androidを採用したタブレッ ト「Galaxy Tab」シリーズを市場に投入してきたのだが、今回のCESでサムスンは、Windowsを採用した、マイクロソフト「Surface Pro 4」の対抗となる新しいタブレット「Galaxy TabPro S」を発表したのだ。

 サムスンは海外でパソコンも手掛けていることから、Windows 10搭載タブレットを投入すること自体に驚きはない。しかしながらサムスンは従来、GalaxyのブランドをAndroid端末にだけ採用してきた。それ だけに、Windowsを搭載したタブレットがGalaxyブランドを冠して登場したことには、タブレット市場、ひいては同社の戦略としても非常に大きな 意味があるいえるだろう。

 ちなみにGalaxy TabPro Sは、12インチディスプレーを採用した2in1スタイルのWindows 10タブレットで、薄さ6.3mm、重さ693gであるなど、薄型軽量であることが大きな特徴だが、Galaxyの名前が付いているだけあって、スマート フォンやタブレットで培った技術をふんだんに用いているのも大きなポイントだ。

 実際、ディスプレーには同社が得意とするSuperAMOLED(有機EL)ディスプレーが採用されている。またWi-Fi版だけでなくLTE版も用意されており、LTEのカテゴリ6に対応していることから、最大300Mbpsの通信速度を実現すると見られる。

 なお、Galaxy TabPro Sは日本投入に関しては未定であるものの、Windowsタブレットとして見ても魅力あるデバイスだ。国内にも多くの販路を持つサムスンだけに、早期販売にも期待がかかるところだ。

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Galaxyブランドを冠したサムスンのWindowsタブレット「Galaxy TabPro S」。スマートフォンやタブレットで培った技術をふんだんに取り入れている

実は日本発のタブレット「MediaPad M2 10.0」

 では、従来のタブレット市場をけん引してきたAndroid陣営は、どのようなタブレットを投入しているのだろうか。実はCESではパソコンメーカーの 発表が多く、Androidのスマートフォンやタブレットを手掛けるメーカーの新発表はあまり多くない。しかしながらそうしたなかでも、注目すべき端末が 出てきている。それは、ファーウェイが発表した「MediaPad M2 10.0」だ。

 これは、その名前の通り10インチのディスプレーを採用したタブレット端末。大きな特徴は4つのスピーカーを搭載し、さらにオーディオメーカーのハーマンカーボン社の「Clari-fi」技術を採用することで、臨場感のある迫力のサウンドが楽しめる点にある。

 そしてもう1つの特徴が、専用のペンを用いることで、2048段階の筆圧を感知するペン操作に対応していること。ペンによるメモや絵描きなどができるの はもちろんのこと、手書き認識による文字入力や、画面の一部を囲んでスクリーンショットするなど、ペンを用いた多彩な操作が可能となっている。

ペン操作や指紋認証などの機能を備えたAndroidタブレット「MediaPad M2 10.0」
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 こうした特徴を打ち出しているのは、Windowsと比べアプリなどのコンテンツが豊富なAndroidならではといえるだろう。ビジネス用途での Windowsタブレットが増加する中で、Androidタブレットはホビー用途を強化し、より手軽に利用できることを打ち出して差異化を図る方向に向 かっているといえるのかもしれない。

 ちなみにファーウェイの関係者によると、MediaPad M2 10.0は、実は日本発のデバイスであるとのこと。というのも、この端末はNTTドコモが昨年末に発売した「dtab d-01H」がベースとなっており、グローバルでの販売に向けて、指紋認証機能やペン機能などを加えたものなのだそうだ。それゆえ4つのスピーカーを備え た音響機能など、d‒01Hの特徴がそのままの形で生かされている。

 グローバルモデルと聞くと海外発のデバイスというイメージが強い。だが、実は日本からもグローバル向けのデバイスが生み出されていることも、注目すべきポイントといえるのではないだろうか。

NTTドコモの「dtab d-01H」がベースとなっていることから、4つのスピーカーを備えた音響機能などはdtab譲りだ
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タブレットにWindows 10 Mobileを搭載?

 最後に1つ、CESではちょっとユニークなタブレットも展示されていたので、こちらについても紹介しておきたい。

 それは、「ALCATEL ONETOUCH」ブランドでスマートフォンやタブレットなどを提供しているTCLが、CESに合わせて発表したタブレットの1つである「Pixi 3」の8インチモデルだ。この端末はSnapdragon210を搭載したローエンドのタブレットだが、大きな特徴はWindows 10ではなく、Windows 10 Mobileを搭載していることにある。

 Windows 10 Mobileは、日本でも年末にいくつかのメーカーが搭載端末を発売したことからご存じの人もいるかと思うが、Windows 10との棲み分けもあってスマートフォン向けに採用されることが多いものだ。実際、日本で発売されている7〜8インチクラスのタブレットには Windows 10が搭載されており、Windows 10 Mobileは6インチ未満の端末に採用されている。

 しかしながらTCLは、ハードの性能などもあってか、8インチのタブレットにあえてWindows 10 Mobileを採用。音声通話にも対応させるなど、かなりユニークな製品に仕上げている。ちなみに同じ端末に、Androidを搭載したモデルも登場する 予定とのことで、複数のOSをうまく活用した販売戦略をとるようだ。

 なお、Pixi 3の8インチモデルはローエンドということもあり、投入されるのは欧州や中南米などとなっている。TCLは日本に向けてはハイエンドモデルを投入する方針 を示していることから、この端末を日本で見ることは難しいだろう。しかしながら、日本では見ることのできないユニークな製品が世界各地で登場していること も、タブレットの動向を語る上で見逃せないポイントとなっていることは、覚えておきたい。

クアルコムのブースに展示されていた、TCLの「Pixi 3」の8インチモデル。Snapdragon210を採用したローエンドモデルだが、あえてWindows 10 Mobileを採用しているのがポイント
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2016年 IT業界のキーワード

年明けから株式市場ではフィンテック関連やドローン関連、人工知能(AI)関連など、今後の成長が期待される分野をテーマとした銘柄が物色人気を集めてい る。

既に、こうしたテーマは昨年から注目を集めており、今年に入り、その注目度が一気に跳ね上がった格好だ。

上に挙げたテーマ以外にも、IT分野を中心に 今年注目を集めそうなテーマは多い。

そこで、今回はIT分野を中心にテクノロジーとビジネス情報を提供するメディアサイト「CNET Japan」の別井貴志編集長に、今、注目のキーワードを聞いた。

Q1 株式市場では年明けからフィンテック(金融+IT)関連が人気になっています。このような新たなテーマとなりそうなIT分野のテーマはありますか。

 まず、ITを取り巻く環境からいうと、現在は新しいテクノロジーの流れが出てくるまでの端境期にあるとみています。ハードウェアをとってみても、パソコ ンからインターネット、ガラケー、スマートフォンと変遷する中で、それらがすべてコモディティ化し、特別なものではなくなってきています。そうした「IT が当たり前にある世の中」で、次にイノベーションを起こすものが何なのか。それが出るまでの時間に入ってきているのだと思います。

Q2 現状は新たなテーマが出にくい状況にあるということでしょうか? その中でキーワードを上げるとしたらどういったものでしょうか。

 ただ、さまざまな新しいサービスも生まれていますので、それが注目のキーワードになると思います。

 まず、挙げたいのが、「Physical Web(フィジカルウェブ)」。2014年に米グーグルが発表したアプリを介さず機器とインターネットを連携できる標準規格で、現在は 「Eddystone」と名を変えています。米アップルの「iBeacon(アイビーコン)」に似ていますが、よりオープンな発想で操作も簡単です。これ を使って「その場所に行かないと受けられないサービス」が広がっていますが、O2O(オンライン・トゥ・オフライン)へのニーズも高まっているので、さら に広がりを見せるでしょう。

 また、「GitHub(ギットハブ)」にも注目しています。一言でいうとオープンソースソフトウェア開発のプラットフォームサービスで、プログラムソー スなどの変更履歴を管理するシステムである「Git」の仕組みを利用して、世界中の人々が自分の作品(プログラムコードやデザインデータなど)を保存・公 開することができるようにしたストレージサービスです。既に米国ではホワイトハウスが活用していますし、日本では国土地理院などで活用されています。昨年 12月には和歌山県もアカウントを取得し活用を始めましたが、今後、他の公共団体にも広がるとみています。

Q3 そのほかに注目されている分野はありますか。

 株式市場でも話題になっていますが、ドローンに注目しています。「今さら」と言われそうですが、私が注目しているのは今年からドローンのビジネス活用が 一気に広がりそうなことです。今年はこうしたドローンのように、さまざまなテクロノジーがどう活用されるかが鮮明になる年だとみていて、ほかにも人工知能 (AI)・機械学習などもテクノロジーの活用が進み、「Google フォト」や不動産情報のマッチングなどのように目に見える形で現れてくるのだと思います。

 ところで、「Ingress(イングレス)」というスマホ向けのゲームをご存じですか。「Google Maps」や「Google Earth」を手がけてきたJohn Hanke(ジョン・ハンケ)が生み出した位置情報ゲームで、現実世界と仮想世界が二重写しになった仮想現実世界の中を、2つの陣営が陣取り合戦をすると いう内容です。このことからわかるように、私はこれをゲームだとは思っていなくて、プラットフォームの一つだと考えていますが、このプラットフォームをも とに任天堂などと開発を進めている「Pokemon GO(ポケモン ゴー)」にも注目しています。Ingressには日本企業が多くスポンサーとなっているので、これもビジネス活用の好例ですね。

 テクノロジーの活用という点では、私たちの「CNET Japan」もテクノロジーを使ってどう世の中が変わっていくのかということを紹介するメディアに変化しなければならないと考えています。注目しているの は「ヘルスケア」「エデュケーション」「ライフ・ワーク」「アグリカルチャー」「ローカル」「スタートアップ」といった分野で、こうした分野がテクノロ ジーでどう変わるかを追いかけたいと思っています。

Q4 最後に、今年特に注目されているビジネスパーソンはいますか。

 株式会社Cerevo(セレボ、東京都千代田区)の岩佐琢磨社長に注目しています。Cerevoは、革新的な商品を開発するモノづくりのスタートアップ 企業ですが、同社を率いる岩佐社長は、IT業界に必要なイノベーションを切り拓いていく人物だと思っていますので、Cerevoの動向もあわせて最も注目 している人物の一人といえます。

アメリカの調査会社・IDCが、12日に2015年の世界のパソコン出荷台数を発表。それによると2015年の全世界におけるパソコン出荷数は、前年比10.4%減の2億7621万台だった。2010年代に入って、パソコン市場の縮小が続いている。

2010年代は市場が縮小

 「パソコン離れ」はここ1年程度で始まったことではなく、2010年代になって鮮明になってきている現象だ。パソコンの市場が縮小を続けている最大の理由は、代替物としてのスマホ・タブレットの普及が急速に進んでいるためだ。

 最近20年のパソコン出荷、あるいは販売台数の推移を見ると。パソコン市場の歴史が見えてくる。パソコンが一般的になったのは、1995年の Windows 95の登場からだった。それまではパソコンの操作にやや専門的な知識が必要だったため、家庭でパソコンを使っている人はそれほど多くなかった。

 Windows 95登場前の世界のパソコン販売数は、5000万台程度だった。それがWindows 95の登場で大きく伸び始める。また偶然にもこの時期に、インターネットが登場して普及し始めた。1995年当時はインターネットについて知っている者は 誰もいなかったが、90年代後半で爆発的に普及し2000年には多くの人がインターネットを使っていた。結果としてこの時期にはパソコンの普及も急激に伸 び、2000年には1億3000万台が販売された。

 その後2002年まではアメリカのITバブル崩壊などによる世界的な不況もあり、2年間パソコン販売台数は伸びなかった。それが2003年からまた急上昇が始まり、2010年には3億5000万台にもなる。

Facebook15分足チャート

 しかし2010年頃をピークにその後は急激な縮小が始まり、2015年にはすでに述べたように2億8000万台程度になった。2010年以降縮小している理由がスマホ・タブレットの躍進にあることはもう述べたが、タブレットの方はやや頭打ちになっている。

 タブレットの出荷台数は2014年に2億台を超え、15年にはパソコンを追い抜くかもしれないと見られてきた。しかし実際には15年に8%減少し、2億1000万台に留まる。

 一方爆発的に伸び続けているのがスマホだ。スマホの出荷台数は、2011年にすでにパソコンを追い抜いていた。そしてその後も伸び続け、確定した 数字がまだ出ていないものの、2015年は13~14億台にもなると見られている。スマホの場合は「電話」としての需要もあるので、パソコンよりも台数が 多くなるのは当然かもしれない。

 この事実は何を意味するのか?IT業界の企業は、否応なしにパソコンからスマホへの事業のシフトを求められることを意味する。IBMのように、コンピュータ事業が中心だったが、スマホ分野への移行がなかなか上手く行かずに伸び悩んでいる企業もある。その一方でFacebookのように、パソコン上のSNSとしてスタートしたがスマホへの事業拡張も比較的上手く行き、業績を伸ばし続けている企業もある。今後IT企業の株を買う場合は、スマホに上手く進出できているかどうかを見ることが求められる。

今や社会インフラとなったインターネット。日本を含め多くの国ではインターネットの利用は当たり前となっている。

その一方で、世界にはインターネットにアクセスしたくてもできない人が多くいる。そうした状況を何とかしようと開発されたのが、回線のない環境で使える、わずか79ドル(約8200円)のコンピューター「Endless」だ。

・100以上のアプリを用意

Endlessは、いびつなドーム型をしていて、デスクトップPCとして使う。

回線がなくても使えるってどういうこと?と思う読者もいるだろう。それは、Endlessの中に百科事典や講座、レシピ、健康情報などに加え、100以上のアプリをあらかじめインストールすることで実現している。

なので、ユーザーはオフラインでもそうしたアプリを活用して検索・情報収集ができる。オフラインだとそれらのコンテンツはアップデートされないが、逆にインターネットに接続できる環境では随時アップデートされ、最新の情報を収集できる。

・テレビをモニターとして

また、Endlessはテレビをモニターとして活用できるようになっているのも特徴。これは、EndlessのCEOが発展途上国を訪れた際に、インターネット回線がひかれていない地域でもテレビはあることが多いことに着想を得たとのこと。

すでにあるテレビをEndlessのモニターにし、キーボードやマウスなどは他のメーカーから出ている安いものを使えば、投資を抑えてインターネットを活用できるようになるというわけだ。

Endless はミニバージョンと通常バージョンがあり、ミニの24GBタイプは79ドル(約9200円)、32GBが99ドル(1万1600円)となっている。通常 バージョンは32GB(189ドル=約2万2200円)と500GB(229ドル=約2万7000円)が用意されている。

全てHDMIケーブルがセットになっていて、24GBタイプ以外はWi-FiとBluetoothにも対応する。

現在は米国でのみオンライン購入が可能。メールアドレスや携帯電話番号をサイトで登録しておけば、その国で購入可能になったらお知らせが届くようだ。